狗尾草の小路 白塗料の剥げた柵 乾いた風になびく秋桜 あの日の君の残像 ねぇ、千代 総てを知っても君は 此処で笑ってくれたね 飼い殺してしまうのが怖くて 手放す勇気もなくて 茶褐色の足踏みを 繰り返していた僕は 自己防衛の塊だった 秋桜が揺れて 栗色の髪が揺れて 君の横顔に 初めて見た、哀しみ 僕は君を飼っていたんじゃない 君が僕の籠に 入ってくれていたんだ ねぇ、千代 総てを知っても君は 此処で笑ってくれたね 気づかぬ振りをした僕にさえ 気づかぬ振りをして . [.] [.] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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